プロフィール

池田 惣六さんは、上越市直江津地区で最も古い印章業の3代目である。
 直江津高を卒業後、長岡市の印章店で五年間の修行を積んだ。そして、印章用の篆(てん)書、隷(れい)書、楷(かい)書、行書、草書、古印字体を身につけ、当時住吉町にあった実家で作業を始めた。
 平成18年08月26日に新潟市で開かれた「第16回全国印章技術大競技会」で金賞を受賞し、印章職人として最高の評価を得た他、焼失した五知国分寺の寺印の復刻を手掛けた実績を持つ。

産業分類 生活密着型技術
認定年度(平成) 平成11年
マイスターの分野 印章業
氏名 池田 惣六
ふりがな いけだ そうろく
性別
生年月日 昭和18年1月6日
住所 上越市春日新田5丁目

池田さんの思い

池田さんの持論

 作品を一本完成させ、おだやかな表情を見せる池田惣六さん。
 ハンコの扱いについて「本来一つひとつ違うものなのに、大量生産のもので実印証明できてしまう。重要さが失われてきている」と指摘する。三人の子供は皆ほかの職についたため後継者はいないが、自分が製作した「作品」の印影を必ず残し、常に勉強を続けている。
財団法人 自治総合センター