HOME > 野口 千明
プロフィール
野口 千明さんは、絵画のみならずあらゆる物を額装する職人である。
家が代々神主家のため、神道の大学に進み資格も取得した。卒業後は東京で映画に効果音をつける仕事についていたのだが、26歳の時に地元上越に戻り、額縁・額装の仕事とめぐりあった。
「創造的な仕事につきたかった。ちょうど大島画廊の募集に出合い可能性を感じて応募したのがきっかけでした」と野口さん。
父親が他界したこともあり、平成19年に28年間取り組んだ額装の仕事に区切りをつけ、現在は神主として地域に貢献。額装の技術は画廊の職人に受け継がれている。
産業分類 | 生活密着型技術 |
---|---|
認定年度(平成) | 平成9年 |
マイスターの分野 | 額装 |
氏名 | 野口 千明 |
ふりがな | のぐち ちあき |
性別 | 男 |
生年月日 | 昭和28年3月26日 |
住所 | 上越市諏訪分(小池) |
作品
一般的な形の額縁
当初は写真や賞状の額縁など簡単なものが中心だったがそれだけでは飽き足らず、メーカーが開いたセミナーなどに参加し技術を覚えた。
子供の頃より工作や絵画が好きだったこともあり、水を得た魚のようにめきめきと腕前を上げていった。そのうち、ただ縁をつけるだけでなく、主役の作品が生きるように、厚みのあるものは中に空間をつくるなど、それぞれにあった工夫を施していくようになった。 柔軟な発想が生んだ物
形は四角にとらわれず、材料も額装材料以外のものを取入れ仕上げることもある。評判を聞いて額装の依頼が次々と舞い込んだ。
額装の対象もさまざま。趣味の作品はもちろんだが、かんざしや櫛といった先祖の形見、帯の一部、大きいものでは畳4枚ほどもある校歌や子供たちの卒業共同制作作品の額装も多く手がけた。 野口さんと野口さんの作品
絵画や書など平面的な作品から、陶板、お面、人形といった厚みがあり立体的なものまで額装する優れた技術と類まれな感性を持っている。
この仕事に就いて3年目から毎年出品していた全国額縁・額装コンクールでは、最高賞の通産大臣賞をはじめ、コンクール全ランクの入賞を果たし、そのレベルの高さを実証してきた。
当初は写真や賞状の額縁など簡単なものが中心だったがそれだけでは飽き足らず、メーカーが開いたセミナーなどに参加し技術を覚えた。
子供の頃より工作や絵画が好きだったこともあり、水を得た魚のようにめきめきと腕前を上げていった。そのうち、ただ縁をつけるだけでなく、主役の作品が生きるように、厚みのあるものは中に空間をつくるなど、それぞれにあった工夫を施していくようになった。 柔軟な発想が生んだ物
形は四角にとらわれず、材料も額装材料以外のものを取入れ仕上げることもある。評判を聞いて額装の依頼が次々と舞い込んだ。
額装の対象もさまざま。趣味の作品はもちろんだが、かんざしや櫛といった先祖の形見、帯の一部、大きいものでは畳4枚ほどもある校歌や子供たちの卒業共同制作作品の額装も多く手がけた。 野口さんと野口さんの作品
絵画や書など平面的な作品から、陶板、お面、人形といった厚みがあり立体的なものまで額装する優れた技術と類まれな感性を持っている。
この仕事に就いて3年目から毎年出品していた全国額縁・額装コンクールでは、最高賞の通産大臣賞をはじめ、コンクール全ランクの入賞を果たし、そのレベルの高さを実証してきた。